ミエメモ

三重県の飲食店についてを主として好きなことを書いていくブログだミェ!!三重県の飲食店のデータベースも作成していて、飲食店を応援しているミェ。データベースはこちらのURLだミェ!https://miemeshi.blogspot.com/p/index2.html

みんなが三重ブランドを知らないから、記憶に刻み付けて忘れさせないために頑張る!

三重県の三重ブランド認定制度を知っているミェか?

 三重県が推し進めているブランド製作なんだミェが、知らない人が大半だと思うミェ。知らないのは当然だミェ。(だって他県の施策ってニュースにでもならない限りアンテナ張ってるマニアしか知りようがないし…。)

だから今回は私が三重ブランド制度をみんなに伝えていくミェ!

 

ただ、気合が入りすぎて1万字を超えてしまったから、一気に読むのは辛いと思うミェ。

もくじと最初の「三重ブランド認定制度とは?」を読んで少しでも興味が出た人は、ブックマークでもして思い出したときに少しずつ読んでくれると嬉しいミェ。(頑張って書いたから!!)勿論一気読みも大歓迎だミェ!

 

 

三重ブランド認定制度とは?

三重ブランドっていったい何だミェ?

公式HPには

三重県の豊かな自然、伝統等地域の特性をいかした生産物のなかから特に優れた県産品およびその生産者を三重ブランドとして認定し、情報発信することにより、三重県の知名度を向上させ、観光および物産の振興並びにに農林水産業などの生産者の意欲を高めることにより地域経済の活性化に資することを目的としています。

 と書いてあるミェ。

簡単に言うと

「三重県らしい優れた県産品と生産者を三重ブランドとして認定し、アピールすることで、三重県の知名度を向上させるとともに、三重県を活性化しよう!」

ってことだミェ。

現在のマクドナルドの伊勢えびプロジェクトもこの一環だと思うミェ。

 

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三重ブランド認定を受けた生産者と三重県が協力して情報発信をすることで、全国に三重県をアピールしやすくなるんだミェ。

三重県から公式のお墨付きをもらえる上に、三重県が情報発信まで手伝ってくれるから、生産者にとっては喜ばしいことだミェ。

 

一体どれだけの製品が三重ブランド認定を受けているの?

三重ブランドは平成13年度に伊勢えび、松阪牛、真珠、あわび、的矢かきの5品目を認定第1号として制度が始められたミェ。

それから15年経った現在、三重ブランドの認定を受けた品目は18種類になっているミェ。そしてそれらを生産している事業者数は38事業者だミェ。

毎年数々の製品が認定の申請を送っているミェが、実際に認定されている品物は18種類しかないミェ。三重ブランドはしっかりと審査がされていて、認められるのは難しいことだミェ。

だから三重ブランドは三重県民なら当然知っている有名な品目ばかりが並んでいるミェ!

ここからはみんなに三重ブランド認定を受けた品物について語っていくミェ!

 

※語るにあたって、「三重ブランドの公式HP」と「三重県食文化事典」から度々引用させてもらったミェ。「三重県食文化事典」は三重県の食べ物が何でもわかる本当に素晴らしい書籍だから、お勧めだミェ!

参考文献 

三重ブランド 三重ブランドトップページ

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あわび

平成23年度認定-認定第1号-

あわびは巻貝のうち、食用になる大型種の総称だミェ。

志摩地方では四月から九月の間が鮑漁の時期で、海女が海に潜って採取する。鮑は、外洋の十㍍から十五㍍の深さの岩礁でアラメ等の海草豊かな中に住む。

鳥羽・志摩地方はリアス式海岸が発達して岩礁域が広がっているから、あわびの生息環境にばっちりだミェ。だから鳥羽・志摩地方では約2000年も前からあわびの海女漁業が盛んに行われているんだミェ。

 

三重県のあわびの素晴らしさを伝えるためにはやっぱり食事風景が一番だミェ。

鮑の食べ方は、生のまま幾分分厚く切り、わさび醤油、あるいは酢溜まりを付けて食べる。鮑特有の磯の香りと、つるつるっとした舌触り、そして噛めばこりこりの感触の良さが楽しめる。

分厚く切ることで、あわびのこりこりとした食感が楽しめるんだミェ。私はわさび醤油で食べたことがあるミェ!磯の香りとこりこりの食感がわさび醤油の絶妙な辛さとマッチして最高だったミェ!!今でもその時のことを思い出すだけでよだれが出てくるミェ!!みんなもあわびを食べる機会があったら、わさび醤油を試してみて欲しいミェ!

 

認定事業者

三重外湾漁業協同組合、鳥羽磯部漁業協同組合

 

伊勢えび

平成13年度認定-認定第1号-

ご当地フィルムカード伊勢えび (写真提供 キリさん@kirikiripukupuk)

五月から九月にかけて禁漁期間が設けられ、産卵の保護が成されている。このため、漁期は十月から翌年の四月までとなる。

 伊勢えびは一年を通して漁獲することは出来るミェが、伊勢えびの産卵期を保護するために、県漁業調整規則で禁漁期間を設けているんだミェ。

この規則は他の県よりも厳しくなっているんだミェ。伊勢えびを漁獲しすぎて個体数が少なくならないように、未来でも漁獲できるようにという三重県の想いを感じるミェ。

志摩の国産の特産品だが、伊勢の国の商人たちが志摩から仕入れて都で商いをした。都ということとその扱い量の多さから、「伊勢の商人が扱う海老」という名称を勝ち取っている。

 伊勢えびの名前の由来は意外と知られていないミェ。(私も知らなかったミェ。)

志摩で漁獲していても、「伊勢」えびになってしまうのは東京ディズ〇ーランドや名古屋アンパ〇マンミュージアムと一緒だミェ。

正月の鏡餅の上に飾る伊勢海老は、昆布や干し柿と共に飾られ、「正月の幸磐と用ゆる海老の文字を視たるべし」というように、海の長老として長寿の祝いに通じる。しかも、紫赤黒色の眼に甲冑で身を包んだ勇ましい姿は鯛と共に祝いの品となっている。

みんなも知っているように伊勢えびはお祝いごとの象徴だミェ。その伊勢えびのカッコいい触覚が折れてしまうと商品価値が下がってしまうんだミェ。だから伊勢えびの触覚が折れてしまわないように梱包方法もとっても工夫されているミェ。

正直、私は触覚が折れているのでもいいから食べたいミェ!!

 

最近、伊勢えびの漁獲量は千葉県の方が多いという雑学が広まっているから、三重県の誇りを取り戻すために検証したミェ。

 

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認定事業者

三重県外湾漁業協同組合、鳥羽磯部漁業協同組合、紀南漁業協同組合

 

真珠

平成13年度認定-認定第1号-

ご当地フィルムカード真珠 (写真提供 キリさん@kirikiripukupuk)

三重県における真珠養殖は、1893年に御木本幸吉翁が実験中のアコヤ貝より半円真珠5個を発見、アコヤ貝による養殖法を発明して以来、英虞湾を中心に発達し、発祥の地としての名声を高めてきました。

御木本幸吉翁が世界で初めて真珠の養殖法を確立したことで、三重県は真珠養殖発祥を誇れるんだミェ。その御木本幸吉翁は半円真珠の特許権をとって、日本で初めての真珠専門店・御木本真珠店を設立したんだミェ。今や世界のミキモトパールとして業界に君臨しているんだミェ。

真珠養殖はその過程に応じていくつかの条件の異なる漁場が必要となります。核入れ後、養生を行ったアコヤ貝が体内の真珠を育てる大事な養成期は、水温が13度以上でプランクトンが豊富であり、潮の流れがよく、しかも波が穏やかであることが必要です。また、この時期は貝の表面に付着したフジツボなどを取り除く「貝そうじ」を頻繁に行う必要がある他、水温、赤潮などに細心の注意を払いながら管理しなければなりません。

フジツボが貝の表面にくっつくと、貝の潮通しが悪くなってしまうミェ。そうなると貝の成長が遅くなったり、貝が死んでしまったりするんだミェ。だから、「貝そうじ」は真珠を作るうえでとっても大事な仕事なんだミェ。また、水温も13度以上を保たなければいけないから、管理がとっても大変なんだミェ。そんなに大変な管理をしているからこそ、真珠の美しい輝きが生まれているんだミェ!

他の三重ブランド品達にも通じることだミェが、高品質の品物を供給するために、とても厳格な管理がなされているんだミェ。良い品物を供給するために、それだけ生産の努力や苦労が感じられるミェ。

 

認定事業者

神明真珠養殖漁業協同組合、立神真珠養殖漁業協同組合、船越真珠養殖漁業協同組合、片田真珠養殖漁業協同組合、三重県真珠養殖漁業協同組合、越賀真珠漁業協同組合、株式会社ミキモト、株式会社御木本真珠島、三重外湾漁業協同組合

 

松阪牛

平成23年度認定-認定第1号-

ご当地フィルムカード松阪牛 (写真提供 キリさん@kirikiripukupuk)

松阪周辺には、肉牛となる農耕牛の生育に適した温暖な気候が広がっていたんだミェ。そして宮川、櫛田川の水域には肉の独特なニオイを消してくれるウメズリ草やゲンノショウコ、クローバーなどが繁殖していて、それを餌として育てらていたんだミェ。

今や日本の高級牛肉として名高い松阪牛が、こんなにも広まったきっかけはなんと映画なんだミェ。

ヤコペッディ監督のイタリア映画「世界残酷物語」では、共に毎日散歩し、ビールや焼酎を飲ませ、マッサージをするなど愛情を掛けて育てた牛が、屠殺シーンで血を上げる様子が描かれ、世界に強烈な印象を与えた。松阪肉の存在が、映画と共に世界に知られた。その後、イアン・フレミング監督の映画「007」でも取り上げられ、ますます世界的に知られるようになり、品質の良さが広く認められ、東京や大阪を中心とした一流ホテルや専門店が競って使うようになった。

松阪牛が世界に広まったきっかけがイタリア映画というのも奇妙な話だミェ。「世界残酷物語」は1962年のホラードキュメンタリー映画だミェ。世界の野蛮で残酷な風習を描いた映画だミェ。愛情をたくさん注いで育てた松阪牛を屠殺するという光景は、世界中の人に衝撃を与えたに違いないミェ。似たような映画では2008年の「ブタがいた教室」という日本映画があるミェ。これは子供たちの食育として日本で話題になったミェ。野蛮な風習として取り上げられた松阪牛だったミェが、品質が良かったことから一流ホテルや専門店がこぞって買い付けるようになったんだミェ。

イタリアの映画監督が目を付ける程、松阪牛は大切に育てられているミェ。

餌は、稲藁や大麦・小麦の皮くずの襖、そして大豆粕等を組み合わせたり、これに黒砂糖を加えて煮て作る場合もあり、それぞれ工夫した与え方である。牛舎は温度や湿度を調整し、適度な運動も組み込んで育てる。ビールや焼酎を飲ませるのは、三歳牛の場合食欲を増させるからであり、マッサージで血液循環を良くする。

食事や牛舎が考えられているのは勿論、マッサージまでする徹底っぷりだミェ。こんなに大切に育てられた牛を屠殺するんだから、残酷だと思う人もいるかもしれないミェ。

牛に感謝して美味しくいただかないといけないミェ。

 

認定業者

松阪牛協議会、有限会社和田金

 

的矢かき

平成23年度認定-認定第1号-

的矢湾は3本の川が注ぎ込むことで豊富なプランクトンを有していて、加えて湾内だから波が静かなんだミェ。この環境がかきの養殖にピッタリなんだミェ。だから的矢湾ではかきが盛んに養殖されているんだミェ。

そして的矢かきが人気な理由の一つが、ほぼ無菌であることだミェ。元々かきは栄養価が高いから、その分雑菌が増殖しやすいんだミェ。だから生がきをたべると当たってしまうミェ。その雑菌が増殖しているかきをほぼ無菌状態に処理する技術を開発したのが、故佐藤忠勇博士だミェ。

 この地の牡蠣の養殖が本格的になったのは、昭和三年頃から、故佐藤忠勇博士が研究し、同二十八年に紫外線を利用した浄化法を開発し、その二年後に無菌化装置として特許を取得してからである。ここで立ち上げたのが、佐藤的矢養蠣研究所である。研究所での装置は、牡蠣の自浄作用を利用して、紫外線で滅菌した海水槽に二十時間以上潜らせて浄化し、幾段階にも処理したものである。これにより牡蠣は安心して生で食べられるようになり、この地方のホテルや旅館で一斉に提供され、実績を上げた。

佐藤博士はかきが餌と一緒に取り込んだ体内の菌を排出することに気が付いたんだミェ。そこで滅菌した海水にかきを潜らせることで、菌を体内に取り込まない状態にして、かきに自分で菌を排出させる装置を開発したんだミェ。この装置のおかげで今の私たちは安心してかきを生で食べることができるようになったんだミェ。

 

認定業者

有限会社佐藤養殖場

 

ひじき

平成15年度認定

三重県は昔からひじきの産地だったんだミェ。「伊勢ひじき」は長く、太く、風味が良いと高い評価を得ているんだミェ。伊勢湾の栄養豊富な海水と黒潮が激しく混ざり合う海域だからこそ高品質なひじきを育てることが出来ているんだミェ。

三月から四月の潮の引いた時を見計らって、岩についたひじきを鎌で刈り取る。その最初に刈り取るひじきが「伊勢ひじき」と呼ばれる原材料になる。刈り取られたひじきは、水に漬け、そのまま鎌に入れ沸騰させ、これを時間をかけて自然に冷まし、干して乾燥物に仕上げる。

 上記の製法を「蒸し製法」と呼び、伊勢志摩地方では古くからおこなわれてきた製法なんだミェ。この工夫された製法で高品質なひじきを「伊勢ひじき」として最高の製品に仕上げているミェ。

最初に刈り取るひじきだけが「伊勢ひじき」の原材料になるから、とっても貴重で高級なひじきなんだミェ。

 

認定事業者

北村物産、ヤマナカフーズ株式会社

 

ひのき

平成15年度認定

ひのきは昔から日本人の生活と文化に根付いていて、建築用材として広く利用されていたんだミェ。

三重県では雲出川、櫛田川、宮川流域、東紀州地域で生産されていて、尾鷲地域は全国的にも有名なひのきの生産地となっているミェ。

県内のひのきは密植で丁寧な下刈りや発達した枝打技術、適期の間伐作業を繰り返すことで良質な「芯持ち柱」を生産しているんだミェ。この「芯持ち柱」は年輪が均一で光沢に富んで粘り強いと評価されているんだミェ。

 ひのきは建築や家具の用材として使われることが多いミェが、道の駅切符にも利用されていたミェ。

ひのきで作られた道の駅切符 (写真提供 キリさん@kirikiripukupuk)

今は無き「道の駅熊野きのくに」で販売されていた道の駅切符だミェ。

 

認定業者

速水林業

 

南紀みかん

平成17年度認定

三重県の志摩半島も紀伊半島も、太平洋と熊野灘に向かった、太陽の光をいっぱい浴びることができる丘陵地になっているミェ。そして潮風が吹く痩せた大地だから、甘みをコントロールしやすく、甘さを増やして酸味を適度にした柑橘類を育てやすい地域なんだミェ。

南紀みかんを特産としている熊野地方は、年平均気温16.4℃、降水量は2800mmの温暖な多雨地帯で温州みかんの栽培に適しているんだミェ。戦前から夏みかんの産地として全国に知られていたんだミェ。

南紀みかんの特徴はマルチ栽培非破壊糖酸度センサーだミェ。

 

実は柑橘類は水不足になると甘みが増すんだミェ。これを科学的に実現したのがマルチ栽培だミェ。気体と水蒸気は通すが雨水を通さない多孔質フィルムのマルチシートを地面に敷き詰めて、その下に点滴潅水チューブを張り巡らせることで、水分と養分を調節しているんだミェ。マルチ栽培のマルチはマルチシートのマルチなんだミェ。

非破壊糖酸度センサーは、大型体育館がいっぱいになるほど巨大な機械だみぇ。この非破壊糖酸度センサーにみかんを通すことで、果実の大小、糖度、酸度が選別されてばらつきのない商品供給を実現しているんだミェ。

 

認定業者

三重南紀農業協同組合

 

あのりふぐ

平成19年度認定

あのりふぐは三重県の志摩半島から伊勢湾、遠州灘にかけての沿岸地域で漁獲される700g以上の天然トラフグのことを指すミェ。伊勢湾の安乗岬には餌となるプランクトンが豊富であることから、安乗沖にトラフグの産卵場があるんだミェ。そのトラフグが春に生まれて、秋には潮の早い外洋に出て身が引き締まるミェ。

安乗地区の漁業者はトラフグの資源管理にいち早く取り組んでいたミェ。天然トラフグの卵を採取して、稚魚に育て、これを放流することで資源保護に努めているんだミェ。また水揚げされたトラフグが700g以下だった場合は再放流をしているミェ。他にも、漁獲期を11月から翌年の2月までと制限したり、漁具を制限したりとしっかりとした資源管理をしているミェ。これらの資源保護活動を背景にして、冬場の安定した漁獲を成立させているんだミェ。

 

認定業者

三重外湾漁業協同組合

 

伊賀焼

平成19年度認定

伊賀地域で採取される「伊賀陶土」を使用して、伝統的な技術、技法を活用して、伊賀市、名張をで生産される陶器を「伊賀焼」と称しているミェ。伊賀陶土とは300万年~400万年前に堆積した古琵琶湖層に由来しているミェ。

歴史的に古く、室町末から桃山時代には茶陶器として茶人達に高い評価を得ていたんだミェ。「歪みたるもの」、「へうげもの」の美が伊賀焼にあるとされていたらしいミェ。でも江戸期に入ると、茶道の変化に対応することが出来ず、伊賀焼の窯煙は途絶えてしまうミェ。

しかし、江戸中期には行平鍋、土鍋、土瓶などの耐熱厨房食器や日用雑記を焼く産地として復興を遂げ、現代までその伝統が受け継がれているミェ。

 

認定業者

長谷製陶株式会社

 

伊賀牛

平成23年度認定

伊賀地域は年平均気温が約14℃と県内でも低いから、暑さに弱い種類の牛でも肥育に向いているミェ。

歴史を遡ると、伊賀忍者が食べていた伊賀肉の「干肉」が伊賀肉の元祖とされているミェ。やっぱり伊賀といえば忍者だミェ。

伊賀牛は脂がのった霜降り肉を目指す飼育方法とは逆路線を重視しているミェ。牛肉本来の味を損なわないように、自然で健康的な飼育方法を選択しているんだミェ。

味については

さしの脂が少なく、赤身の部分が多い柔らかな和牛が伊賀肉牛の特徴

とあるように、霜降り肉の松阪牛とは対照的に脂が少ないことを売りにしているのが伊賀牛だミェ。脂は少ないミェが、とろけるような柔らかさが楽しめる牛肉になっているミェ。

三重県では霜降り肉の松阪牛と伊賀牛の赤身がどちらも美味しく頂けるミェ!

 

認定事業者

伊賀産肉牛生産振興協議会

 

熊野地鶏

平成23年度認定

熊野地鶏は昭和63年に「日本一おいしい高級地鶏を誕生させよう」として研究がされた末、平成11年から生産販売が始まった鶏だミェ。

三重県原産の八木戸という闘鶏用のシャモと三重県の銘柄鶏の伊勢赤どり、これに名古屋コーチンを掛け合わせて誕生したんだミェ。

熊野地鶏の特色について「肉色は赤身が強く、肉質は程よい噛みごたえがあり、旨味成分を多く含み鶏肉本来のコクと風味があります」と宣伝しています。

 とあるミェ。

この熊野地鶏は厳しい管理基準のもとで飼育されているミェ。

地鶏肉のJAS規格(1m²あたり10羽以下、80日以上平飼い)よりさらに厳しい基準(1m²あたり8羽以下、110日以上平飼い)を設定し、抗生物質の入っていない配合飼料を与え、飼育している。気性の荒いシャモの血を引く熊野地鶏のストレス緩和対策として、止まり木の設置・壁面の黒色塗装・雌雄の分離・ヒナから成鶏になるまで同じ場所での一貫飼育を実施している。

 読めば読むほど大切に育てられているミェ。とっても広々とした空間で暮らしているミェ。窮屈だとストレスが溜まるのは人間も動物も変わらないミェ。また、環境が変わってしまうこともストレスに繋がるから、ずーっと同じ小屋で飼われるミェ。前述した松阪牛と同じぐらい大切に育てられているんだミェ。

 

認定事業者

一般財団法人熊野市ふるさと振興公社

 

四日市萬古焼

平成24年度認定

(多分萬古焼で作られた)蚊やり豚 (写真提供 よつか いち子さん@yotsukaichiko)

四日市萬古焼は江戸時代に商人の沼波弄山が茶の趣味が高じて自分で茶器を焼き始めたのが始まりと言われているミェ。その作品が永遠に残っていくようにとの思いを込めて「萬古」の印を押したことから、萬古焼と呼ばれるようになったんだミェ。

一定の形があるわけではなく、「萬古の印があることが一番の特徴」と言われるほど、色んな形をしているミェ。

萬古焼の代表商品は土鍋ミェが、この土鍋は国内生産の80%を占めているミェ。耐熱性に優れていて、土鍋以外にも急須や蚊やり豚などの商品があるミェ。

 

四日市市のゆるきゃら「こにゅうどうくん」のオブジェも萬古焼で作られているミェ。

萬古焼で作られたこにゅうどうくん (写真提供 みゆさん@thoth1203)

一時期、コンビナートの炎と萬古焼の煙突が空を覆うといわれたほど窯があった。

炎と煙の町「四日市」。カッコいいミェが、人が寄り付かなくなりそうだミェ。現在の四日市は煙が空を覆ってないから、怖がらずに四日市に遊びに来るんだミェ?

 

 認定事業者

銀峯陶器株式会社、醉月陶苑、有限会社藤総製陶所、株式会社華月

 

伊勢茶

平成26年度認定

伊勢茶の産地は三重県内には三か所あるミェ。鈴鹿山系麓を中心とした北勢地方、大台山系の麓を中心とした山間地、伊賀の盆地や山地地帯の3か所だミェ。

私は三重県の北勢出身ミェが、四日市市水沢町で茶畑が広がっている美しい光景を今でも覚えているミェ。

大台山系の麓の南勢地方を見ると、紀州藩松阪領の河俣谷の煎茶が、領主から将軍家に献上されている。ことに松阪奉行と多良尾家が品定めした御用茶である。伊賀地方は元来茶業が盛んで、幕政時代、伊賀・名張・阿保・山田の四郷はその四割の小物成り(雑税)を茶で納めている。

このように、将軍家にも認められた歴史と伝統のある茶なんだミェ。

 

あんまり知られていないことだミェが、三重県はお茶の生産量が全国3位なんだミェ。

平成28年度の荒茶(収穫した生葉に蒸熱・乾燥等の処理をしたもの)の生産量は

1位 静岡県 約3万t 2位 鹿児島県 約2万5千t 3位 三重県 約6千t

となっているミェ。静岡県と鹿児島県の生産量が多すぎて少し見劣りするかもしれないミェが、それでも三重県が茶葉の一大生産地であることは間違いないミェ。

 小学校の時に授業で習った記憶があるミェが、大人になってから周りの人に聞いても、みんな覚えていなかったミェ。忘れていた人はここで覚えるミェ。

三重県は、茶葉の生産量全国3位!

認定事業者

株式会社川原製茶、中島製茶株式会社、有限会社深緑茶房、三重県茶農業協同組合、茶来まつさか株式会社

 

岩がき

平成26年度認定

岩がきは春から夏が旬の大型のかきだミェ。夏季でもグリコーゲンがたくさん含まれていて美味なことから「夏がき」とも呼ばれているミェ。(夏季がきって呼ぶと混乱するミェ。)この岩がきはとってもクリーミーな味わいがするミェ!

本来岩がきは水深10m程の深い岩場に生息している400g以上の大きいかきなんだミェ。夏場の収穫を目指して、養殖の研究が始まったミェが、困難を極めたミェ。それでも諦めずに研究を重ねた結果、養殖技術が確立され、三重ブランド認定を受けるに至ったミェ。

三重県では「冬は的矢がき、夏は岩がき」と一年を通して美味しいかきが味わえるミェ。

 

認定事業者

的矢湾あだこ岩がき協同組合

 

伊勢たくあん

平成28年度認定

伊勢たくあんは江戸時代の後期に伊勢市の農家の副業として作られはじめたミェ。お伊勢参りの参拝客を通じて、伊勢の名物として全国的に有名になったミェ。原材料は多気郡明和町、小俣町、玉城町で育った「御薗大根」だミェ。御薗大根は歯ごたえがよく、乾燥すると甘みが増すミェ。

御薗で採取された良質の大根は、一本一本糸瓜で丁寧に洗い、寒風下で干される。この大根を一斉に干す様は、伊勢路の冬の風物詩となっていた。

 伊勢たくあんは黄金色に輝いているイメージが強いミェが、その色合いを出すために、漬け込みに工夫がされているミェ。紫蘇や柿を混ぜて漬け込むことで、深い味わいを出すことに成功しているんだミェ。

味や色合いを良くするための工夫が成されている。それが紫蘇の実、柿の皮と葉を干して細かく刻んだもの、昆布や唐辛子を刻んだもの、それに黄粉の混ぜものなどである。混ぜ方やその量の使い方、漬け加減は、各業者の秘伝で商品の持ち味としている。

 伊勢たくあんの黄金色の見た目や美味しさだけではなく、干す光景も名物になっていたんだミェ。生産過程が風物詩になるという伝統と趣きを感じる名産品だミェ。

 

認定事業者

伊勢岩尾食品株式会社

 

桑名のはまぐり

平成28年度認定

桑名のはまぐりの漁場は、伊勢湾の海水と木曽三川から流れ込む河川水(真水)が入りまじる、貝の成長に欠かせないプランクトンが豊かな環境なんだミェ。この環境が貝を育てるのに適しているから、桑名のはまぐりは貝殻が大きく、厚く、美しい姿になるミェ。この美しい貝殻が昔から「貝合わせ」に使われてきたんだミェ。

このはまぐりは冬から春先が旬で、四~五月が最もみがふっくらと大きくなり味覚もます。夏場は、産卵で味が落ちる。

美味しいはまぐりを食べたいなら、冬から春の季節がぴったりだミェ!

はまぐりの食べ方としては、焼きはまぐりや時雨煮等があるミェ。焼きはまぐりもはまぐりの時雨煮もとっても美味しいミェ。桑名の焼はまぐりに関しては、「日本山海名所絵図」「東海道中膝栗毛」で取り上げられていて、江戸時代から桑名の名物として有名だったんだミェ。

 

桑名市にはゆるきゃらとして「ゆめはまちゃん」がいるミェ。桑名が誇るはまぐりをモチーフにしていて、とってもかわいい女の子だミェ。

ゆめはまちゃんグッズ (写真提供 キリさん@kirikiripukupuk)

体の三本線は、木曽三川を表しているらしいミェ。

 

認定事業者

赤須賀漁業協同組合

 

青さのり

平成29年度認定

「青さのり」や「あおさ」は三重県だけの呼び名で一般的な呼び方ではないミェ。標準和名はヒトエグサというミェ。三重県では葉が広くてボリュームのある天然の「青さのり」が採れることから、昔から食べられてきたミェ。

昔は佃煮用として使われていたミェが、最近は香りのよさや調理の手軽さが評価されて、インスタントみそ汁などの加工品まで用途が広がっているミェ。

 

認定事業者

三重県漁業協同組合連合会

 

最後に

今回は三重ブランドをみんなに伝えるために頑張ってみたミェが、まだまだ伝わり切らない部分が多いミェ。私の文章力では伝わらない魅力もあるし、「知識としてはわかったけど、だから?」となる部分も多いと思うミェ。だから実際の商品が味わえるところ、買えるところも紹介したかったミェが、文章量と気力の都合で今回は断念してしまったミェ。今後、機会があればこの記事に追記するか、別記事で紹介させてもらうミェ。

ここまで読み切ってくれた人がいたなら本当にありがとうミェ。この記事で少しでも三重県に興味を持ってもらえれば幸せだミェ。

 

参考文献

大川吉崇(2018)「三重県食文化事典」三省堂書店

三重ブランドhttp://www.miebrand.jp/